第4回 寺子屋 「現代社会の問題」11月21日(土)13:30~17:30
今回の講師の方は、共同通信社論説委員の川上氏。
テーマは「現代社会の問題」。
川上さんは、本来「政治」記者で、昨年までは「政治」をテーマにお話しいただいておりました。
しかしながら、昨期のアンケートで、「時事問題も採り上げてほしい」という意見もあり、今回「政治」を中心としながらも少し範囲を広げてくださるようお願いした経緯です。
受講生の皆さんには、事前に関心のある現代の諸問題をご提出いただき、講座に臨んでいただきました。
当日の講義は、「戦後政治史」を中心としたお話しでした。
現代社会の問題と言っても、結構政治が絡むものです。戦後政治の礎をなしてきた中選挙区制度。それは必然的に自民党一党独裁体制の維持を意味し、派閥政治を生み出すことになる。やがて派閥の領袖が実質的な権力を持つ「二重権力構造」が生まれる。金権政治の反省から政治改革が行われ、55年体制の崩壊、小選挙区比例代表制並立へと移行し、民主党政権の成立と崩壊。
改めて振り返ってみると、その時々にはわからなかった流れが見えます。
メインとなるディスカッションには、聴講に来ていた卒業生にも加わっていただきました。人数にもよりますが、ただ聞いているだけよりも、参加意欲が湧くならば可能な限り試みてみたいと思います。
テーマは川上さんの方でご用意いただきました。
「消費税は何パーセントまでOKか」
「消費税軽減税率に賛成か」
「人口維持目標を掲げることの是非-女性活躍社会、移民政策」
「安全保障法案に対する賛否-マスコミの報道姿勢、中国の脅威を感じるか、テロの脅威、空爆の強化はやむをえないか」
「18歳選挙制度について賛成か」
川上さんの問いかけに、積極的に意見する人、じっと意見に耳を傾ける人、皆さん良い機会になったのではないでしょうか。
懇親会に移行しても、一部の方と議論させていただきました。
皆さんの意見は、微妙に異なっていて、私も新たな視点に気づかされることもありました。
ご参加いただいた皆さんはいかがでしたでしょうか。
次回はもう少し柔らかいテーマとなります。
卒業生の皆様も気楽にご参加いただければと思います。
記:平出
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